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映画「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」感想 [エンタメ]

こんにちは、メイです。

映画「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」を
U-NEXTで見ました。


(楽天市場より)

原作は島田荘司さんのミステリー小説で、
何度も繰り返し読んでいます。

seironoumi01.JPG

島田荘司さんを知ったのは10代のころで
以来ン十年ずっとファンなので、
映像化にはちょっとフクザツな思いもありました。

感想を一言で言うと
まぁ、1回見ればいいかな、というのが正直なところ。

1冊500ページ以上の文庫本上下巻を
107分の映像に収めようというのだからそもそも限界があるのですが
原作の重要な要素がだいぶはしょられたり、変わっていたりしたなぁと思いました。

一番残念なのは、「御手洗(みたらい)シリーズ」に欠かせない相棒の
石岡君が出ていないところ。
出張中とのことで、電話越しの声のみ・・・って。。。涙。

代わりに、編集者の女性がアシスタントみたいな感じで描かれましたが
石岡君の代わりにはならないし、うるさいだけに感じました。
まぁ、制作側としてはヒロインが欲しかったんでしょうね、きっと。
ということで、ヒロインは広瀬アリスさんです。

肝心の主役・御手洗は玉木宏さん。
何十作もの御手洗シリーズを読んだ身としては、
玉木宏さんが???と思っていましたが
意外に(失礼)ミタライにあっていました。
喋り方とか「他はどうでもいい」というような表情とか。

御手洗があっていただけに、余計石岡君がいないのが残念で残念で・・・

ストーリーは瀬戸内海のある島に次々と流れつく死体の謎から
広島県福山で起きている事件と結びつき・・・という謎解きです。

原作では、この事件の黒幕は宗教団体なんですが、
映画では民間企業に変えられてしまいました。
さもありなん、という感じですが、
ココが変わってしまうと、最後、船で逃亡を図ることにムリが出てしまいますね。

要潤さん演じる小酒井が背負ってきた背景はまるっと削除されているし
なんというか、全体的に物足りない印象を持ちました。

とはいえ、物足りなく思うのは原作の重厚さに浸っていたからで
原作を知らずにミステリーとして見る分には
謎解きの面白さは損なわれていないかもしれません。

村上水軍とか瀬戸内海やその歴史についての描写はちゃんと残っていたし
いくつもの事件が一見複雑に絡み合うさまは楽しめると思います。

なので、原作「星籠の海」を読んでいない方にはおススメ。
原作を読んだ人には、107分で映像にまとめるとどうなるのか、の視点で
楽しんでほしいと思います。

片っ端から気になる映画やドラマを見ているのに全然U-NEXTのマイリスト(お気に入り)が減らないメイでした。

※本ページの情報は2023年6月時点のものです。
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